韓国で妊娠~出産!かかった費用まとめ(2022)

2022年8月、韓国で第一子の出産をしました。今回は、妊娠期間中の検査から出産・産後ケアまでにかかった費用をまとめてみたいと思います。

一人一人状況が違いますし、病院によっても違うかもしれませんが、一つの例として参考になれば幸いです。

病院関係の総額は?

結論から言うと、妊娠~出産まで、病院関係でかかった費用は総額3,312,190ウォン(約33万円)

内訳は、ざっくり妊娠期間中で約150万ウォン、出産で約180万ウォンです。

国からの支援として、病院で使える100万ウォン(約10万円)のバウチャーを受け取っていますので、実質負担は230万ウォンほどになりました。

ちなみに日本では妊娠・出産は健康保険の適用外ですが、韓国の場合は保険が適用されます。(一部例外あり)

もう少し詳しく内訳をご紹介します。

妊娠期間中の費用内訳

妊娠期間中の約150万ウォンの内訳です。

産婦人科での検診:14回 ₩1,161,770

超音波検査は、週数によって期間内に健康保険適応される回数が決まっており、それを超えると自己負担とのことでした。

内科(甲状腺):18回 ₩152,400

妊娠初期の血液検査の結果 甲状腺ホルモンが低く、同じ病院内にある内科にも通っていました。
血液検査をし、3日後に結果が出たときにまた病院に行って薬をもらわないといけないので、
18回と書いていますがそのうち9回検査、あとの9回は結果を聞きに行く診察&薬受け取りでした。

診察&血液検査 :₩14,000(初回)、₩10,100×8回
診察(結果)  :₩2,300×9回
薬       :₩36,900

その他 :₩97,400

A型肝炎予防接種    :₩58,000
歯医者(スケーリング):₩5,400
百日咳予防接種    :₩34,000

A型肝炎は、妊娠初期に受けた血液検査の結果抗体がないので受けといたらいいですよ~と言われて受けました。B型肝炎の抗体もなかったのですが、こちらはなんだかんだしてるうちに受けずじまいに…

百日咳は、妊娠中に受けておくと赤ちゃんにも抗体がいくとのことで病院から受けるように言われました。母親だけでなく、赤ちゃんのお世話をする人は受けておいた方がいいそうです。

出産・入院の費用内訳

出産・入院費180万ウォンの内訳です。

促進剤2日やった後に帝王切開になったため、入院期間は9日間でした。

部屋代:₩964,512

個室   5泊 :₩170,000×5日 (全額負担)

2人部屋 4泊 :₩28,628×4日  (約7割負担)

食事代:₩147,430

19食      :₩2,970×19食 (5割負担)

付き添い 13食 :₩7,000×13食 (全額負担)

韓国では付き添いの人が一緒に泊まることができます。

私は夫に来てもらいましたが、2人部屋に移動したタイミングで夫は家に戻りました。

医療関係:₩586,281

注射料    :₩203 (0.5割負担)

麻酔料    :₩1,647(0.5割負担)

治療材料   :₩2,081(0.5割負担)

超音波診料  :₩70,000×2回(全額負担)
  ※私が行った病院では退院するまでの間に2回超音波で子宮の様子を確認することになっていました。

出生証明書追加:₩3,000
  ※出生証明書は、日本と韓国両方に出生届を出す必要があるため2通必要でした。

選別項目   :₩327,920(8割負担)
  ※追加の麻酔や癒着防止など、選択した項目に関する料金と思われます。詳細は記載がなく不明です。

帝王切開手術 :₩114,430(約0.5割負担)

半分以上が部屋代と食事代ですね。

病院にもよると思いますが、私がいたところでは大部屋は切迫早産などで入院している人で埋まっていて2人部屋も少なく、

出産で入院する人は個室しか空きがないという病院が儲かるパターンが多そうでした。

赤ちゃんにかかった費用:₩121,800

ミルク代  :₩7,800(5割負担)

BCG注射代 :₩80,000(全額負担)
  ※韓国ではハンコ注射タイプと針タイプがあり、針タイプは無料ですが
   ハンコ注射タイプは有料です(病院によって価格は多少違うようです)

検査料   :₩9,000(全額負担)
  ※何の検査か忘れてしまったのですが、追加で行った検査だと思います。
   基本的な検査は₩162,396計上されていますが、自己負担なしでした。

おへその消毒液:₩25,000(全額負担)
  ※何もわからず聞かれるままに病院で購入を決めたのですが、
   普通に薬局で₩3,000ぐらいのものを買って使ってもよかったようです。
   病院で買ったタイプはスプレー式で楽に使えましたが、消毒液で2500円は高いなと思いました^^;

そのほか、入院費が₩347,950かかっていますがこちらは自己負担なしでした。

入院時の赤ちゃんにかかる費用に関してはミルク代半額と選択した有料分以外は自己負担なしで、
あまりお金がかかりませんでした。
健康に生まれてくれて感謝感謝です。

産後調理院を利用する場合

韓国には、産後調理院(산후조리원)という産後ケア施設があり、退院後に2週間ほど利用するのが一般的だそうです。(2人目以降の場合は1週間だけor利用しない人も)

料金は施設によりピンキリですが、2週間だと20万円かそれ以上かかると思います。

私は1週間だけ利用してみる予定で、110万ウォンでした。16週に入ったころに、病院付属の調理院を予約しました。

結局コロナの関係で行けなくなり、この分のお金は浮きました^^;

産後トウミを利用する場合

産後トウミ(산후 도움이)というのは、家に赤ちゃんと産後ママのお手伝いに来てくれるサービスです。

こちらは国から補助が出ます。1人目か2人目かそれ以上か/双子(それ以上)か/家庭の状況・収入 によって補助金額が異なります。

2022年度の価格表

例を1つ挙げてみます。

第一子・多胎児ではない・標準的な収入・2週間利用 の場合(2022年基準)、

トータルでかかる金額は124.8万ウォン、うち政府補助が83.3万ウォンで、
実質負担は41.5万ウォン、約4万円です。

業者はたくさんあり、選ぶことができます。金額はどの業者を選んでも同じです。

私は産後調理院を利用できなくなったのでトウミを3週間お願いし、約7万5千円かかりました。

トウミは平日9時~18時(昼休憩1時間)、週5日勤務です。

地域の保健所に行くと、業者リストや利用方法、負担額などについて教えてもらえると思いますので、
出産前に行ってみるのがいいと思います。

以上、韓国での妊娠~出産でかかった費用をまとめてみました。

一例として、参考になれば幸いです。

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