2021年8月末、関西空港から仁川空港に入国しました。
その時の様子や流れを簡単にまとめてご紹介します。
関西空港から出国
関西空港までは、JRで向かいました。
空港はやはり人がまばらで、寂しい感じです。
チェックイン
私はもともとチェジュ航空を予約していたのですが、その便がキャンセルになりアシアナ航空を利用しました。
その影響もあってか、アシアナのこの日の便は満席とのことで、この場所だけ長蛇の列でした。
ソーシャルディスタンスのため、普段のように列をコンパクトに折りたたんでいなかったので、
チェックインカウンターのエリアを大幅にはみ出しての行列になっていました。
カウンターでは、パスポートと陰性証明書、外国人登録書を出しました。
お店の営業状況
少し時間があったので、出国の前にいつもブラブラしている3階のお土産・飲食店エリアを見てきました。
事前に調べて行ったところお土産(特に食品)売り場、飲食店はほぼ営業していないとのことでしたが…
ほんの少しならありそうでした。お土産は事前に購入しておいた方がいいです。
ドラッグストアやサンマルクカフェは開いていました。
出国ゲート通過後
人が少ないので荷物検査場と出国ゲートは待つことなくすぐに通過できました。
免税店は一部営業しています。
2つの出国検査場の間にあるカフェ、お土産やさん(食品あり)は営業していました。
食品は、おそらくある程度日持ちがするものを置いていると思われます。
お土産足りなかったかな…?と心配になった場合は、ここで購入可能です。
韓国についてから自宅(隔離場所)に着くまでは自由に飲み物など入手できないと思い、
カフェでアイスティーをマイボトルに入れてもらいました^^
搭乗→機内
私が乗るアシアナ航空は満席予定、隣の搭乗ゲートはタイのバンコク行きでこちらも人がそこそこいて、
このエリアだけ見ると普段の空港の様子と変わりない感じでした。
11:30、出発しました。
書類
離陸してしばらくして、書類が配られました。
普段配られる入国カード&税関書類にプラスして、
写真左から
- 提出書類案内
- 特別検疫申告書
- 健康状態質問書
この3つの書類が配られます。
機内で事前に書いておくことをお勧めします。
満席&機内食
アシアナ航空は普段食事が出ますが、「コロナの時期だし満席だし、出ないかな?」と思っていたらなんと
出ました。
お肉はデミグラス的なソースがかかっていて、別添でコチュジャンが。
コチュジャンいるか??
とりあえずかけずに食べ始めて、コチュジャンなしで大丈夫でしたが、かけたらどんな味か気になり始めてやっぱりかけることに。
ところが…開け方ミスって袋が切れない!無理して隣の人に飛び散ると困るので、諦めました。。。
仁川空港到着
ほぼ予定通り、13:20ごろに到着しました。
トイレ
お手洗いは、いくつかありました。
ただし、職員用、入国者用、と分けられていますので、
必ず입국자 전용/Arrivals onlyを使うようにご注意ください。
検疫
飛行機を降りて(お手洗いを済ませて)長い通路を進むと、長い列ができていました。
列の途中に隔離アプリ用のQRコードのポスター?があるので、ダウンロードがまだの人はしておきましょう。
列がだんだん前に進んでくると、右側が外国人レーン、左側が韓国人レーンに分かれていました。
韓国人が多かったので、私は気づいたタイミングでスーッと外国人レーンへ。
ベビーカーに乗った小さいお子さん連れの方が割といらっしゃって、
その方たちは職員の方に声をかけられて横の優先レーンに行っていたようです。
人が多かったため、どうしても皆さん前の人と距離を詰めがちになっていたのですが、途中で職員の人に注意されました。間隔をあけるように気をつけましょう。
順番が来たら、書類をチェックされ、「明日、隔離場所の最寄りの保健所に連絡してくださいね」と言われて次へ。
この時点で14:30ぐらいでした。
アプリ登録・確認
ここでも外国人レーンと韓国人レーンが分かれています。
外国人レーンを進むと、まずはアプリが入ってるか?の確認。
その後、アプリに担当者コード(CORONA)を入力し、その後、住所などの情報を入力します。
住所の入力に一瞬まごついたところ、「自分がやりますよ」と代わりにやってくれました。
ここまでの流れは、人が少なかったせいもあったのか、レーンの途中で立ちながらやりました。
アプリ、連絡先確認
アプリへの情報入力が終わったら、ブースに行きます。
先ほどのアプリ登録とこのブースは軍隊(陸軍?)に行っている若い人たちが担当しているようで、
なんだかリラックスして楽しそうでした。
日本語を勉強しているという人が、日本人留学生の女の子に日本語で話しかけたり
「胸キュン」と 知っている言葉を言ってみたり^^
書類に記載してある電話番号に連絡が取れるかどうか、直接電話して確認。
入国審査
出国した際と同じく、現在は外国人は自動ゲートからの入国はできないようになっています。
入国審査の台?で書類の検査をまずされた後、横の入国審査の台で入国審査をします。
指紋&写真撮影。外国人登録してあるので、念のため書いた入国カードは提出の必要はありませんでした。
荷物ピックアップ、税関
荷物はぐるぐる回っていました。この時14:50ぐらい。
人が少ないので税関の検査が厳しいと聞いたことがあり少しびくびくしましたが、
いつも通りの紙を渡してスルーでした。ホッ
ゲート通過後
税関を通ってゲートから出てくると、どこまでどうやっていくか聞かれます。
KTXで釜山まで行くことを伝えると、袖に青いシールを貼られ、
「ここをずっとまーっすぐ、最後まで行ってください。」とのこと。
KTX利用者
足元の「真っ直ぐ行ってください」のステッカーに沿ってひたすら進みます。
途中途中、変なところに行かないかちゃんとチェックしている人がいますので、
入国者とその他の人が混ざらないようになっているなぁと感じました。
途中、各地域に行く方はブースがあり、そちらで担当者の方々が待機していました。
ずっと進むとKTXのブースがあり、そこにいたスタッフさんが「ここで待機してください~」と。
広々としたスペースで、椅子に座って待ちます。15:00ぐらいから、15:20ぐらいまで待ちました。
しばらく待つと、クァンミョン駅行きのバスの運転手さん(防護服)が来て、
すぐ近くの出口に留めてあるバスまで誘導してくれます。
スーツケースをバスの腹に入れ、出発! 自由席ですが、人が少なく、座席は余裕がありました。
料金は、到着後に クァンミョン駅で支払います。
光明(クァンミョン)駅/광명역
駅に着くと、誘導の方が待っています。
チケット購入
誘導されるまま歩いていくと、チケットを買うところがあります。
このとき16:10ぐらい。
ここで行き先を伝え、先ほどのバスの運賃+KTXの料金を支払います。カードOK。
釜山駅からは防疫タクシーが利用可能ですが、希望者が多い場合は最長2時間待つ可能性があるので、
できるだけ自家用車の利用をおすすめしますとの案内がありました。
ブースでアプリ確認
料金を支払ったら、横のブースに行ってアプリ画面を開いたスマホを渡します。
私が外国人なので表示されている文字をパッと認識できないせいかとは思うのですが、
入国時もこの時も、何を確認されているのかよくわかりませんでした。
おそらく、各行先の担当者に行く人を連絡しているようです。
チェックが終わったら、列車の時間まで待機。
私が乗る列車は、17:42です。
入国者専用の時刻表です。
何か食べるならこの時
かなり時間があったし、お腹がすいたので、日本のコンビニで買ったチュロッキーを食べました。
待合いスペースに自動販売機があり、飲み物と、簡単な食べ物(お菓子やサンドイッチ)があるようだったので、何か買って食べるならここがチャンスです。
KTX乗車
列車出発10分前ぐらいになると、「〇〇時〇〇分 どこどこ(行き先)~!」と呼ばれます。
呼ばれたら、2列に並ぶように指示があり、全員集まったら(人数チェックされます)鉄道警察(多分)の方から説明があります。
- チケットには座席番号が書いてあるが、関係なく自由席。
- 入国者専用の号車(この時は17号車と18号車)なので、他の号車に行かないこと。
- 一人で2座席使えるので、列車が到着したら、スーツケースをもってまずは奥に進むこと。
みんなが素早く乗り込むことが重要です。スーツケースは、座席のところに置いてください。とのことでした。
スーツケースをどこに置こうか心配だったので、安心しました。
一通り説明が終わったら、引率されてホームに向かいます。
エスカレーターで降りますが、エレベーター(入国者専用)も使用可能です。
ホームについた順から、どの号車に乗るか指示されます。
隣の16号車に乗る予定の人が間違ってこちら側に来ないように、鉄道警察の方が誘導していました。
そしていざ乗車。
ここからしばらくはボーっと体を休められます。
飲食はしないようにとのことです。
釜山駅(プサン)/부산역
釜山駅に着く(20:10)と、防護服を着た方がプラカードを持って待機していました。
列車を降り、自家用車の人、防疫タクシーの人、に分かれて並びます。
人数確認後、引率されながら裏口を通って駅の外へ。
ここでも、一般の乗客と動線が重ならないようになっていました。
そのままPCR検査場へ。(20:30)
スーツケースを消毒するとのことで一か所にまとめて置きます。
自家用車の人、防疫タクシーの人で分かれて名簿に名前や連絡先を書き、
受付ののち検査を受けます。(口と鼻グリグリのやつです)
検査を受けたので、次の日に保健所に行ったり、連絡したりしなくても大丈夫です。
防疫タクシーは3台で、今回は偶然希望者が私含め3人だったため待たずに乗れました。
防疫タクシー
PCR検査が終わったら名前を呼ばれ、スーツケースをもって案内された防疫タクシーに乗りました。
スーツケースは運転手さんが後ろに乗せてくれました。
タクシーと言っても普通の車両ではなく、普段は障碍者の方用に使用している車両とのことです。
そのため、メーター料金が安く表示されますが、普通のタクシーと同じ料金を料金対照表で見て請求しますね。と最初に説明がありました。
そこから自宅(隔離場所)まで。到着後、料金を支払いし、(カード可)
荷物を降ろしてもらってやっと家に。
スーツケースは車いす用の場所にベルトで固定してくれているので自分では降ろせず、
大きい車から防護服を着た人が出てきて降ろしてくれるので、若干周りの目が気になりました。
以上で長い旅路が終わりました~!
時間まとめ
人の多さや処理のスムーズさ、タイミングなどにもよると思いますが、
私の場合のだいたいの時間をまとめておきます。
- 関空出発 11:30
- 仁川到着 13:20
- 検疫通過 14:30
- 入国審査 14:50
- バス出発 15:20
- 光明駅着 16:10
- KTX出発 17:42
- 釜山駅着 20:10
- 釜山駅発 20:45(多分)
感じたこと
入国が仁川空港に限られている中、地方まで心配なく行けるシステムができあがっていると感じました。(他の地方に関しては実際どうなのかはわからないのですが…)
入国から帰宅まで、そして遅い時間まで、本当にたくさんの職員の皆さんがかかわってくださいました。
皆さん感染リスクと対面しているわけですが、とても親切に案内してくれ、ありがたい限りでした。
コメント