プラスチックフリーJuly 2021 いくつできる?アイディア20選

前回の記事では、今まで環境問題に関心が薄かった人や初めてチャレンジする人でも取り入れやすい超簡単アイディア9選をご紹介しました。

↓前回の超簡単アイディア記事↓

今回は、もうちょっといろいろ試してみたい!という方のための、中級編アイディアを集めてみました。

中級編アイディア20選

  • シリコンバッグ、シリコンラップ、蜜蝋ラップを使う
  • マイカトラリーを使う
  • シャンプーバー、せっけんに変える
  • 竹、木の歯ブラシに変える
  • プラスチックフリーのデンタルフロスに変える
  • (生理がある人)月経カップ、布ナプキン、吸水ショーツを試してみる
  • 洗剤を変える
  • スポンジを変える
  • 容器持参で買い物をする
  • おやつを手作りする
  • ドレッシングを手作りする
  • ネットでの買い物で、簡易包装をお願いしてみる
  • 固形歯磨き粉を使う
  • カミソリを変える
  • 木や紙の綿棒に変える
  • 生分解性スマホケースを買う
  • 不必要なDMを断る
  • 化粧品を気にしてみる
  • 使い捨て食器類を使わない
  • 水切りネットを使わない

シリコンバッグ、シリコンラップ、蜜蝋ラップを使う

前回の超簡単編ではどこの家庭にもあるであろうタッパーやお皿を使う方法をご紹介しましたが、それだけでは対応できないものがある場合、

プラスチックの使いすてラップの代わりにシリコンバッグやシリコンラップ、蜜蝋ラップを取り入れてみるのはいかがでしょうか。

シリコンバッグ

SiliMili シリコンバッグ

シリコンバッグで一番有名なものはスタッシャー(stasher)ですが、そのほかにもLekue、ZipTop、

Felio、ブロンマ、マジカリーノなど、いろいろなブランドから商品が販売されています。

シリコンラップ

シリコンラップ

断面に密着させたい場合や、皿などにかぶせたい場合はシリコンラップが便利です。

100円ショップにも売っていると聞いたこともありますし、ネットにもたくさんの商品が並んでいます。

調べていたら、おにぎり用のシリコンケースも見つけました。これもよさそうですね^^

蜜蝋ラップ

RikaCによるPixabayからの画像

蜜蝋ラップは、薄手の布に蜜蝋を溶かしてしみこませて作るラップで、天然の抗菌・保湿効果があるそうです。

完成品でも販売されていますし、自分が好きな布で作ることもできます。

手の熱で形を自由に変えられるので使いやすいですが、熱に弱い点と、はちみつアレルギーの方や乳幼児は注意が必要です。

コットンの布+蜜蝋でできているので、最終的に処分するときのことを考えるとこれが一番負担が少ないかもしれません。

マイカトラリーを使う

外で食事をするとき、割りばしや使い捨てのスプーン、フォーク、ストローなどをもらうことがありますね。

そんな時、自分の箸やスプーンを持参すれば、使い捨てプラスチックを断ることができます。

家にあるものを布で包んで持っていくだけでも十分です。

もちろん、専用のセットを購入してもいいですね。できれば、竹製や木製の自然に返る素材がよさそう。

シャンプーバー、せっけんに変える

浴室や洗面所のシャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、ハンドソープなどなど…

家族など、誰かと一緒に住んでいる人は、何種類もあったりするかもしれません。

詰め替え用のものを買うとボトルを毎回買うよりはゴミが少なくてすみますが、思い切って固形のシャンプーバー、コンディショナーバー、せっけんに変えてみるとプラスチックをなくせて浴室もすっきり。

竹、木の歯ブラシに変える

毎日使う消耗品の歯ブラシも、プラスチック製品ですね。

現在のところブラシ部分まで天然素材のものを探すのは難しそうですが、柄の部分が竹や木でできているものは比較的手に入りやすいです。

プラスチックフリーのデンタルフロスに変える

プラスチックフリーデンタルフロスDr.Noah

デンタルフロスも、多くがプラスチック製品です。

ガラス等の容器に入った、トウモロコシ繊維やシルクなどでできたフロスに変えれば完全にプラスチックフリーです。

(生理がある人)月経カップ、布ナプキン、吸水ショーツを試してみる

生理用のナプキンやタンポンは使い捨てプラスチックです。具体的に言うと、ナプキンは主に吸水ポリマー、タンポンはアプリケーター部分です。ほかには、パッケージなどなど。

人によって生活スタイルが違いますので、使い捨てナプキンやタンポンを含めてどれを選ぶかはその人次第です。

事前によく調べて、自分にできそうなものがあればまずは試してみるのもいいと思います。意外に続けられてプラスチック削減につなげられるかもしれません。

洗剤を変える

洗濯洗剤や食器用洗剤、なんとなく今までと同じものを使っていませんか?

洗剤は液体が多いのでプラスチックの容器に入っているものがほとんどですが、紙箱に入った粉洗剤や固形石鹸タイプの食器用洗剤も売られています。

スポンジを変える

食器やシンク、お風呂掃除用などに、スポンジは泡立ちもいいし便利ですよね。

しかしそのほとんどはプラスチックでできており、使うたびに摩耗して細かい粒子が下水に流れ、マイクロプラスチックの問題を引き起こすそうです。

同じ理由で、メラミンスポンジもよくないようです。茶渋落とすときなど、すごく便利なんですけどね…

ヘチマやセルロース、麻のたわしなど、天然素材でできたものに変えればプラスチックフリーに。

容器持参で買い物をする

お惣菜やお肉などの量り売りのお店や、パン屋さん、ケーキ屋さんなど、包装されずに商品が陳列されているお店、昔ながらのお豆腐屋さんなどなど、チャレンジできそうなお店を探してみましょう。

最初は勇気がいるかもしれませんが、成功した時にはすごく満足感がありますよ。

お店の人とのコミュニケーションや、他のお客さんへの小さな影響力が生まれるかもしれません。

おやつを手作りする

間食はしないのが体のためにはいいのかもしれませんが、ついつい食べたくなってしまいます。

そんな時コンビニやスーパーに行けば手軽においしいものがいくらでも手に入りますが、後にゴミになるプラスチックも一緒についてきますね。

余裕があれば、たまには自分でおやつを手作りしてみるのはいかがですか?プラスチックゴミをうんと減らせて、意外な自分の才能に気づくかも?

ドレッシングを手作りする

ドレッシング、プラスチックのボトルに入っているものがほとんどですね。

レシピを調べてみるまでは、手作りできるなんて今まで考えたこともありませんでした。やってみると意外に特別な材料も必要なく、簡単にできます。

いつの間にか賞味期限がとっくに切れて泣く泣くポイ…なんてこともよくある(?)ドレッシング、必要な分だけ作ってみるのはいかがでしょうか。

ネットでの買い物で、簡易包装をお願いしてみる

ネットで注文する際、コメントを残すことができるなら、簡易包装をお願いしてみましょう。

「こんなに頑丈に包装しなくてもいいのに…」とか「こんなにたくさん緩衝材入れなくていいのに…」ということ、ありますよね。

壊れ物でなければ、できる範囲で対応してくれるお店はあると思います。過剰包装を見直してくれるきっかけにもなってくれたらもっと嬉しいですね。

固形歯磨き粉を使う

固形歯磨き粉3

タブレット状の固形歯磨き粉というものがあります。固形なので持ち運びやすく、特に出張や旅行にぴったり。

旅行用の小さい歯磨き粉を別個で買ったり、ホテルの使い捨て歯ブラシ&歯磨き粉を使ったりすることなく、これからはマイ歯ブラシ&固形歯磨き粉でお出かけしましょう。

カミソリを変える

カミソリも、刃以外のほとんどの部分がプラスチックで作られている商品が多くあります。

代わりに、ステンレス製の両刃カミソリに変えるのはいかがでしょうか。刃のみの交換で済み、プラスチックフリーを実現できます。

また、貝印からは、持ち手などの本体部分が紙でできた使い捨てのカミソリが発売されています。こちらは使い捨てですのでゴミ問題の面からは完璧ではないですが、使い捨てが必要な場面ではプラスチックよりもはるかにいいと思います。

木や紙の綿棒に変える

綿棒の棒の部分もプラスチックが使われている商品があります。

軽くて丈夫なので便利ですが、綿棒って基本的に使い捨てですし、そんなに力を込めて使うことも少ないと思いますので、棒の部分が木や紙などの素材で作られているものを選ぶように意識してみてください。

生分解性スマホケースを買う

今や生活に欠かせないスマートフォン。保護のためにケースをつける人も多いですよね。

ケースは、そのほとんどがプラスチックで作られています。毎年新しいモデルが出て、そのたびにそれに合わせた様々なデザインのケースが大量に作られています。古いモデルの売れ残り在庫はどうなるんでしょう?

スマホケースにも、生分解性の素材を使って作られたものが少ないですがあります。

プラスチックケースの代わりに、自然に返るケースを選んでみるのはいかがでしょう。

不必要なDMを断る

アンケートに答えたり会員登録したりしているうちに、いつの間にか自宅に届いているダイレクトメール。ビニールの袋に入っていたり、封筒に透明な窓がついていたりしませんか?

それが必要な情報ならば仕方ありませんが、不必要であれば面倒くさがらずに配信停止の連絡をしましょう。DMを確認して捨てるプチストレスからも解放されます。

化粧品を気にしてみる

化粧品と一言で言っても、化粧水からマスカラ、リップまで様々なものがありますね。

現在は規制に向けての動きが進められているようですが、化粧品の中にはマイクロプラスチックが配合されているものがあります。

また、容器自体もほとんどがプラスチック製で、リサイクルされにくい材質・形状のものも多くあります。

この分野はまだまだ課題が多いように思いますが、サステナブルな商品も出ているので、そういった商品を検討の候補に入れてみてください。

使い捨て食器類を使わない

キャンプやホームパーティーなどで活躍する使い捨て食器類。安いし、手軽で便利ですよね。

実は、紙皿や紙コップは表面にポリエチレン等でコーティングしてあるものが一般的です。

キャンプをよくする人は、アウトドア用のステンレス食器などをそろえるのもいいですね。ホームパーティーなら、家主の食器で足りなさそうなら各自持参するのも楽しそうです。

水切りネットを使わない

水切りネットもプラスチック製ですね。シンクの水切りかごは、思い切ってネットもふたも取っ払ってしまうのがおススメです。

ふたがないことで常に中が見えるので、自然と頻繁に中のゴミを捨てたり掃除したりするようになり、ネットがなくても全然大丈夫ですよ。

ネットを付けて、外して、また新しいものをつけて…あ、そろそろなくなりそう!買いに行かなきゃ…
これらの手間とネットを購入するお金が必要なくなり、気分もすっきり。

最後に

いかがでしたか?

中級編ということで、自分の生活を少し変えればできそうなアイディア20選を挙げて簡単にご紹介してみました。

この中のいくつかでも挑戦してみようかなと思うものがあれば嬉しく思います。

私もまだまだ発展途上ですので、これからもいろんな知識やアイディアを学びながらプラスチックフリーな生活を目指していきたいと考えています!

コメント