2021年も早いもので、もう7月に入りましたね。
プラスチックフリー ジュライ(plastic free July)って、聞いたことがありますか?
今日は、プラスチックフリーJulyについてと、ちょっと興味はあるけど不便そう…と思っている方に向けて、プラスチックを減らす超簡単アイディアについてシェアしたいと思います。
プラスチックフリー ジュライ(plastic free July)とは?
オーストラリアに住むレベッカ・プリンスルイズさんが2011年6月、地域の資源ごみセンターを訪れ、プラスチックごみの量の多さ、そしてそれがほんの一部しかリサイクルされていないことに衝撃を受け、
翌7月からプラスチックを使わない生活をしてみようと地域の人に呼び掛けて始まった運動だそうです。
今年はその10周年にあたります。2017年にはNPO法人としてプラスチックフリー財団を立ち上げ、今や世界中の多くの人がこの運動に賛同・参加しています。
↓財団の公式HP↓
https://www.plasticfreejuly.org/
ページを開くと、右上に「Take the challenge」というボタンがあり、
名前、メールアドレス、ざっくりした住所を記入して、
どこで?どんなレベルで?どのぐらいの期間?
を選択して登録すれば参加できます。(英語のみ)
登録すると、メールが送られてきて、承認するとクイズやチャレンジのヒントなどのリンクが入ったメールが届きます。
全部英語!得意な方はぜひ。財団のトップページにも、いろいろなプラスチックフリーのアイディアが載っています。
もちろん、登録しなくても、個人的にプラスチックを減らすチャレンジをするのもいいですし、SNSで#プラスチックフリーJulyで発信して友達に知ってもらうのもいいですね。
今すぐ始められるアイディア
まずは、すぐにでも始められる簡単なアイディアをご紹介します。
- マイバッグを持参して、使い捨てビニール袋を使わない
- マイボトルを持ち歩いて、使い捨てカップ、フタ、ストローを使わない、ペットボトルを買わない
- 折り畳み傘を持ち歩いて、ビニール傘を買わない
- 野菜や果物を買うとき、できるだけプラスチックパッケージがない簡易包装のものを選ぶ
- 今ある文房具を大切に最後まで使い、安易に新しいものを買わない
- 使い捨てラップを使わず、タッパーやお皿を使う
- プラスチック繊維の服の代わりに、自然素材(綿、麻など)の服を買う
- 生活用品などを新たに買う際は、プラスチック製をできるだけ避ける
- 使い捨ておしぼりをもらわない
これなら、今まであまり意識してこなかった人でも抵抗なくできるのではないかなと思います。
それぞれを少し詳しく見ていきましょう。
マイバッグを持参して、使い捨てビニール袋を使わない
2020年7月から全国でレジのビニール袋が有料になったことにより、半ば強制的にマイバッグを使うようになった人も多いかもしれません。
ふらっと買い物をしたくなる時に備えて、コンパクトなマイバッグをいつでもカバンに忍ばせておくと便利です。
マイボトルを持ち歩いて、使い捨てカップ、フタ、ストローを使わない、ペットボトルを買わない
おしゃれで保温性・保冷性に優れたボトルがたくさん売られていますよね^^
よく使う用途や必要な量に合わせてお気に入りのボトルを持ち歩けば、使い捨てカップ、フタ、ストローを使わなくてすみますね。
最近は無印良品など給水スポットが増えているようですから、のどが渇いたからといってコンビニや自動販売機でペットボトルの飲料を買う必要もありません。
折り畳み傘を持ち歩いて、ビニール傘を買わない
急な雨で、仕方なくコンビニでビニール傘を買った経験はありませんか?
天気予報をチェックして、怪しそうな時はコンパクトな折り畳み傘を持ち歩きましょう。
無駄な出費を抑え、玄関にビニール傘が溜まっていくのを防ぐことができます。
野菜や果物を買うとき、できるだけプラスチックパッケージがない簡易包装のものを選ぶ
野菜や果物は、バラ売りのものを選ぶとパッケージなしで購入することができるものもありますね。
それが難しくても、できるだけプラスチックごみが少なくて済むような買い物を心掛けるだけで大きな一歩です。
余裕があれば、八百屋さんなど、パッケージなしで売ってくれるお店を見つけられるとなおいいですね。
今ある文房具を大切に最後まで使い、安易に新しいものを買わない
文房具、特にペン類はプラスチックでできているものが多いです。リサイクルが難しいので、使い捨てプラスチックと言えそうです。
学生の時は常にシャーペンやボールペンが身近な存在でしたから、テンションが上がるかわいいものが欲しかったり、今使っているものになんとなく飽きて新しいものが欲しくなったりして、壊れてもいないのにいろいろ買っていました。反省…
おかげで、大人になった今も、学生時代に買ってまだ使えるペンが大量にあります。
ペンって、書くのが目的ですから、基本的に1本、予備を含めても2本あれば十分ですね。
できれば、今後必要があって新しく買う場合は、長く使えて(ボールペンの場合)芯を交換できるものを選ぶことをお勧めします。
使い捨てラップを使わず、タッパーやお皿を使う
使い捨てラップを使わないために、シリコンラップや蜜蝋ラップを使うという方法もあります。
でももっと手軽なのは、今あるタッパーに入れたり、お皿を上からかぶせること!
使い捨てラップを使うのをやめたら、少しですが節約にもなります。
プラスチック繊維の服の代わりに、自然素材(綿、麻など)の服を買う
普段デザイン重視で選んでいる服たち。材質を気にしてみたことはありますか?
手ごろな値段で買えたり、着心地がさらりと快適だったり、乾きやすかったり、その他いろいろな機能を持たせたり…今では多くの服がプラスチックでできていますね。
代表的なものは、ポリエステル、ナイロン、アクリルなど。
服に使われている繊維ってとても細くて細かいですよね。これが、洗濯のたびに大量に下水に流れ、その細かさゆえに下水処理場の処理の網をすり抜けて海まで到達するそうなんです。マイクロプラスチックの問題です。
新しく買う服は、素材にも気を付けて買ってみるのはいかがでしょうか?
生活用品などを新たに買う際は、プラスチック製をできるだけ避ける
基本的には、今あるものを長く大事に使うのが一番エコです。
買い替えのタイミングが来た時には、できるだけプラスチック製を避けるように意識をしてみてください。
例えば、洗濯ばさみや洗濯物干しのパラソルなどは、プラスチック製だと紫外線によって時間の経過とともに色あせてボロボロに。ステンレス製なら丈夫で長く使えます。
収納用のかご類もプラスチック製がとても多いですね。おうち時間に家の中の整理に目覚めて収納用品を買おうと思っている方!ラタンなどの天然素材も検討してみてください^^
プラスチック製品は安く作れるので、それ以外のものを選ぼうとすると高く感じるかもしれませんが、代わりに安っぽさやあふれる生活感が軽減されてちょっとおしゃれなインテリアに近づけるかも?しれません。
使い捨ておしぼりをもらわない
コンビニ等でもらう使い捨ておしぼりは、袋も中身のおしぼりもプラスチック製です。
手を拭くとなんとなくさっぱりした気分になりますが、できるだけおしぼりを使う代わりに手を洗いに行くようにしてみてください。
きっとおしぼりで拭くよりももっとさっぱりした気分になれると思います。ハンカチも忘れずに!
まとめ
いかがでしたか?このぐらいならやってみようかな、と思うアイディアはありましたでしょうか^^
自分一人がやってもな・・・と思わずに、まずはプラスチックJulyの1か月だけでも意識して生活してみてもらえると嬉しいです。
そして、「思ったよりもできたな、もっといろいろ試してみたい!」と思ったら、もっともっと生活を変えられるアイディアがたくさんあります。
まずは誰でも最初の1歩から。手軽なものから始めてみませんか?
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