私は、プロポーズされてから実際に結婚するまで、2年近くかかりました。
もちろん、結婚の手続きには少し時間がかかるのですが、それよりも問題は親の説得です。
国際結婚の場合、親が反対するというケースはよくあるのではないでしょうか。
日韓カップルは両国の複雑な関係から、親に反対されることは比較的多いのかもしれません。
私も例にもれずそのケースで、当時はとても悲しく、悩みました。
いろいろな友人に相談して、どうしても受け入れてくれないなら反対を押し切ってでも結婚してやる!と思っていました。
最初に戦略を練る
まず、私は最初の戦略を誤りました。
反対される可能性がある場合、焦らず、じっくり外堀を埋めるべきです。
後になって考えたら失敗した~!とわかるのですが、
その時は頭の中がお花畑で戦略を練るなんて考えもしませんでした。
私の失敗例
彼を事前に紹介もせず、いきなり
「プロポーズされました!韓国の男性なんだけど、結婚したいから今度挨拶に行ってもいい?」
・・・その後の展開を思い出すと、↑の初動は自分で書いていてもほんとに胸がひゅっとなります。。。
母には、それ以前に韓国の人と付き合っていることを言ったことがありました。
「・・・難しいと思うよ。。。」
というコメントでしたが、まぁ話せばわかってくれるだろう!ぐらいに考えていました。
こうすればよかった
まずは、きょうだいや親戚など見方につけられそうな人に話して、
彼に会ってもらう(難しければ、ビデオ通話など)。
その後、先に母に「付き合っている人」として会ってもらう。(結婚の話はまだしない)
この段階で、「いい人そうだね」的な印象を得ておくのがポイントかも。
外堀を埋めてから、ラスボス(私の場合は父)に「付き合っている人」として会ってもらう。
できれば、何度か会えるとよりよさそう。
印象が良くなったタイミングで、結婚の話を切り出す。
思い返してみれば、父も昔
「お母さんと結婚するとき、おじいちゃん(母の父)が怖いと聞いていたから外堀から埋めたよ~」
と言っていましたわ。。。だいぶ後になってからその話を思い出したという・・・
もちろん、いくら何回も会っていい人だとは思っていても、結婚となると話は別!
と、そう簡単に認めてくれないということもあると思います。
でも、会ったことも見たこともない想像上の「韓国人」と、
何回か会っている「〇〇さん」とでは、受け止め方は多少なりとも違うのではないかなと思います。
時間はある程度かかると思うのですが、初動をミスして反対されても結局こじれて時間がかかるので、
反対されそうなら焦らず戦略を練るのが吉だと思います。
反対する理由は?
親が反対する理由として考えられるのは、
- いじめられる、嫌な目に遭うのでは?
- 文化の違いで苦労するのでは?
- 遠くに行ってしまうのが寂しい、不安
- 生まれてくる子供がいじめられるのでは?
- 韓国が嫌い
だいたいこのような感じではないかと思います。
自分の大事な子供に、余計な苦労をしてほしくない、幸せになってほしい、という思いと、
できれば近くにいてほしい、という思いが混じっているかもしれません。
親が心配して反対したい気持ちもよくわかります。
自分のことを大切に思ってくれているからこそだというのもわかります。
わかるからこそ、親をとるのか彼氏(夫)をとるのか…という気持ちになり、
認めてもらえない期間は本当につらかったです。
話し合いのたびに泣いてしまっていました。
説得の期間、私自身ネットでいろいろ調べたり考えたりしたのですが、
今になって考えてみると、親が様々な質問を私に投げかけて確認したかったのは総じて
「本当に覚悟があるのか」
ということだったのかなと思います。
親にとって子供はいつまでも子供。
いくら「大丈夫!覚悟している!」と言っても信じ切れず、安心しきれず、
いろんな質問をしてきたのかもしれません。
そう考えると、説得に入る前にあらかじめ予想される質問や反対する理由を考えておき、
それに対する自分の考えを自信をもって話せるようにしておくのがいいと思います。
最終手段
冒頭でも書いたように、私は「最悪、認めてもらえなくても勝手に結婚してやる!」と思っていました。
しかし、最終的に認めてもらえて結婚して、
やはり「認めてもらって結婚できるならそれが一番いい」と思います。
家族や友達みんなに祝福されてする結婚は本当に幸せだと感じました。
しこりが残ったままだと、結婚式をする場合はその式、その後の家族との関係、
子供を産む場合は出産やその後の子供のイベントごとなどで、
何かあるごとにチクチクとするものを感じてしまうと思います。
しかし、説得しようにも話がずっと平行線で少しも進まず、
親の反対の理由に合理性がない、
「とにかく韓国人はダメだ!!」という親の場合は、
説得を諦めて結婚してしまうというのも最終手段だと思います。
本当に苦しい決断ですが…
ちなみに私は、親戚の中に嫌韓的な考えを持っている人がいて、
結婚に反対されていましたが、親に認めてもらえればそれでいいと思い、
(しかもネットの訳のわからない嫌韓ネタを信じている人に説得とかは無理だし無駄だと感じたので)
特に説得的なことはすることもなくしれっと結婚式に招待しました。
ちゃんと来てはくれましたが、式の時は仏頂面でございました。
せっかくの結婚式で、そんな顔をしている人がいるとチクチクと嫌な気持ちになります。
極力見ないようにしていました。
国際結婚は、親にとっては心配事が多く、結婚を反対されることも多いかと思います。
日本と韓国は距離的には非常に近いし、文化も近いですが、
国同士の関係がよくなく、お互いに悪感情を持っている人も一部いるため、
その面での心配・反対が多いと思います。
すべての結婚を望む人が、幸せな結婚ができれば嬉しいです。
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