韓国語の中で使われている日本語 パート2

以前、韓国語の中で使われている日本語由来の言葉を14個ご紹介しました。

その時に思いつかなくてご紹介できなかったものを今回第2弾としてご紹介してみます。

日本語由来の言葉

  1. ダマネギ
  2. ヨジ
  3. カンジ
  4. デンチ/デンディ
  5. ナワバリ
  6. シマイ
  7. ブンパイ
  8. ユドリ
  9. ウワギ
  10. チョッキ
  11. ダイ
  12. ワラバシ
  13. ネンネ
  14. クルマ
  15. バケス

日本語と同じ意味・使い方で使われているもの

上記15個の中で、日本語と同じ意味・使い方のものは

  • ダマネギ(다마네기)  玉ねぎ
  • ヨジ(요지)      楊枝
  • ナワバリ(나와바리)  
  • シマイ(시마이)    仕舞い、終わり
  • ウワギ(우와기)    上着、ジャケット
  • チョッキ(조끼)    チョッキ、ベスト、ジレ
  • ダイ(다이)      (何かを乗せる)台
  • ワラバシ(와라바시)  割り箸
  • ネンネ(넨네)     赤ちゃん言葉。ねんね
  • バケス(바케스)    バケツ

ちょっと違うけどなんとなくわかるもの

現在日本で使われている用法とは微妙にずれるところがあるものの、何となくわかるものは

  • カンジ
  • ブンパイ
  • ユドリ
  • クルマ

の4つです。それぞれ少し説明すると、

カンジ(간지)

「感じ」から来ている言葉で、カンジナンダ(간지난다)という使われ方が多いです。

直訳すると「感じが出る」となり、「雰囲気がある、かっこいい」という意味で使われます。

ブンパイ(분빠이)

「分配」から来ている言葉で、主に「割り勘」という意味で使われるようです。

ユドリ(유도리)

「ゆとり」で、日本語と同じように「余裕」と似た意味で使われるほか、「臨機応変に」というニュアンスもあります。

クルマ(구루마)

「車」から来ている言葉ですが、自動車という意味では使われず、主に「台車」の意味で使われています。

一見日本語とはわからないもの

日本語由来とはわかりにくいものは、

デンチ(덴찌,덴치)/デンディ(덴디)です。

地域によって様々な発音、言い方になっているようですが、「手天地」から来ているという説があります。

組み分けをする際に、掛け声に合わせてグー/チョキ/パーで分かれること、特に学生の時はありますよね。

それと同じように、掛け声に合わせて手を表向きか裏向きに出して組み分けをするのが「手天地」だそうです。私は初めて聞いたのですが、地域によっては今でも日本で使われているかもしれませんね。

日本でもこういった手遊び系は地域によって本当に様々なバリエーションがありますが、韓国でも地域によって言い方は様々なようです。
韓国版ウィキペディアで見たところ、地域別にたくさんのフレーズが紹介されていましたが、デンチ、デンディという言葉が入ったタイプがその内半数近くありました。


以上、第1弾の14個に続いてパート2として15個ご紹介してみました。

調べていくと、紹介しきれないほどたくさんの言葉があり驚きました。もちろん日常に溶け込んで多くの人が使っている単語はもう少ないですが…

第1弾でも言及しましたが、ご紹介した言葉は日韓の文化交流の中で使われるようになった新しい言葉ではなく、日本が韓国を支配していた時代に使われていた名残です。

そのため、「日本語ではなく韓国語を使おう」という韓国政府の働きかけによって特に公の場ではあまり使われないように思います。

今度は新しく使われるようになった日本語も調べてご紹介してみたいと思います!

以前紹介した14個の言葉はこちら↓

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