2020年の私のサステナブルチャレンジ16選、7つ目は、柔軟剤はプラスチックが含まれていないものを。
柔軟剤にマイクロプラスチックが?
柔軟剤、昔は使っていなかったんですが、一度使ってしまうともう柔軟剤なしの生活には戻れなくなってしまいました。
柔軟剤の中には、香りを長く持続させるためなどの目的のためにプラスチックが使われているものがあるそうなんです。
とても小さいマイクロカプセルと呼ばれるカプセルに香り成分を封じ込めることにより、香りが長く持続するんだとか。目にも見えないプラスチック…!考えてみるとすごい技術ですよね。
それらがマイクロプラスチックとして海に流れて行ってしまうのでよくないと聞いてからは、プラスチックが使われていないものを選んで使っています。
これは、マートに買い物に行ったときにこの商品のセールスを担当しているおばさまが「プラスチックが含まれていませんよ~」というのを売り文句にしていました。
韓国でも、この問題は広く認識されていてメーカーも意識しているようです。
また別のメーカーの商品は、パッケージに「マイクロプラスチックがない!」ということを3か所にわたって表記し、アピールしていました。
容器もゴミが出ないよう何とかなればいいんですが、今のところはこれで…頑丈なプラ容器に入っているものよりは、詰め替え用的な容器なのでごみの量が少なくて済むかなと思っています。
この記事を書くために少し調べてみましたが、マイクロカプセルやマイクロビーズは柔軟剤以外にも洗剤、ボディーソープ、歯磨き粉、スクラブ材、化粧品など様々なものに使われるようです。
関連各メーカーはこの問題を把握していて、すでに全廃、もしくは全廃に向け努力しているようです。
日本の各メーカーの対応
日本の各企業はマイクロプラスチックに対してどんな対応をしているのか、いくつか調べてみました。
- 花王 2016年末までに代替素材へ切り替え
- ライオン 使用なし(時期など、詳細は不明)
- P&G 記載なし
- カネボウ 2016年末までに代替素材へ切り替え
- コーセー 2017年末までに全廃
- マンダム 2017年末までに代替素材へ切り替え
- 資生堂 2018年以来洗い流すタイプの製品への使用を中止
ちなみに資生堂は、
化粧品に含まれるマイクロプラスチックビーズ量は、海洋環境中のプラスチック汚染送料の2%未満であり、長期的な環境負荷は現在調査中です。
資生堂Webページ https://our-products-policy.shiseido.com/jp/ingredients/microbeads
とのことで、おそらくいくつかの化粧品には使用されていると考えられます。
今回各メーカーの対応について簡単に調べてみて、「さすが大手企業さん、マイクロプラスチックの問題だけでなく、サステナビリティについて、Webページでも方針や様々な取り組みについての情報を発信しているんだなぁ」と感じました。
消費者の選択も重要ですが、生産者側が環境にやさしい商品を販売してくれるとやはり影響も大きく、嬉しいですね。
一つ気になったことといえば、「代替素材って何??」ってことですね。調べたところ、セルロースでできたビーズというのがあるらしいのですが、これを各メーカーが使っているのかどうかまではわかりませんでした。
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