2020年の私のサステナブルチャレンジ16選、15個目は、ヘチマたわしを使う!
食器洗い用に使っていた石油由来のスポンジやアクリルたわしは、使うたびに少しずつ摩耗して、
その細かい破片が下水を伝ってマイクロプラスチックとなってやがて海に流れ着くという話を聞きました。
アクリルたわしはエコたわしとも呼ばれ、使う洗剤の量が少なくて済むからエコと言われていましたが、
現在はマイクロプラスチックの観点からエコではないという評価に変わっています。
食器洗いスポンジのサステナブルな代替品
セルローススポンジやヘチマたわし、びわこふきんなど綿の布巾、
麻で編んだたわしなどいろいろなアイディアを見つけましたが、
どれがいいのかなぁ~と迷っているうちに我が家のラストスポンジがへたってきたので、
本格的に検討することに。
ネットで検索して見つかったのは、
- セルローススポンジ
- ヘチマたわし
- びわこふきん
- 麻のたわし
以上4種類。
セルローススポンジ
ダイソーなど100円ショップにも売ってる!という情報を見てこれが一番手軽かと思いましたが、残念ながら我が家の近所では発見できず。
ヘチマたわし
たまに利用しているゼロウェイストショップで売っていたのを見て気にはなっていたものの、なんとなく不便そうでまだチャレンジできていませんでした。
びわこふきん
韓国では入手が難しいかな?
麻のたわし
入手が難しそう?
ということで、とりあえずこの中ではチャレンジしやすそうな、ヘチマたわしを試してみることに。
ヘチマたわし試してみた
丸ごと1本で、3000ウォン(約300円)で購入。
ほかの購入品と一緒に、マイバッグに入れて持ち帰ってきました。
↓購入した釜山にあるゼロウェイストショップについての記事↓
家に帰ると、ヘチマの種やら粉やらでカバンの中がワサワサ!笑
まぁ掃えばいいんですが、ヘチマの購入の際には気を付けたほうがいいかもしれません^^
ハサミで端から8㎝くらいでカットして、さっそく使ってみました。
思ったよりいい感じです!使ってみて感じたメリットとデメリットを挙げてみます。
メリット
自己満足感
環境に優しい、サステナブルな生活に一歩近づいている、という自分の中の満足感を得られます。
油ものを洗った後のヌルヌル感がない
普通のスポンジ(プラスチック製)って、洗剤をたっぷりつけないと、油ものを洗った後すーごくヌルヌルベトベトすることありませんか?
せっかく食器を洗ったのに、スポンジを触った手が油でヌルッヌルに。。。
私、これがほんとに嫌で、地味にイラーッとしていたんです。
ヘチマのスポンジを使ってから、油ものを洗った後にヌルヌル、ベトベトが残ることがありません!
これが本当に嬉しいポイントです。
詳しい原理まではよくわかっていなくて申し訳ないのですが、プラスチックは、石油製品のため油との親和性が高いそうです。
それで、プラスチックのタッパーなどは油汚れが落ちにくいですよね。
スポンジも同じように、油との親和性が高いので油がなかなかスポンジから落ちにくいようです。
デメリット
ちょっと小さい
今まで使っていたスポンジに比べるとサイズが少し小さいので、
皿のヘリやスプーンなどを洗うときにスポンジで挟んで裏と表を同時に洗うということが少々しづらいかなと感じました。
慣れると全然気にならなくなりましたが、気になる場合はヘチマを長めにカットして使ってみるといいかもしれません。
形がだんだん崩れてくる
使っていくうちに、だんだん目が粗くなり、ほつれてきたり形が崩れてくる感じになります。
上の写真は使って約2か月たったもので、たまに繊維が抜けてきます。
でも自然のものなので、もし排水溝に流れてしまっても海に与える影響はほとんどなく安心です。
とはいえ、そんなに小さいカケラのようにはなりませんので、抜けた繊維は手で拾ってゴミ箱に入れられます。
食器洗いの原点回帰?
ちなみに、食器を洗う際、韓国ではアクリルたわしを使う家庭も多いですが、
この食器洗い用のたわしをスセミ(수세미)と呼びます。
このスセミ、もともとはヘチマのことを言うらしいんです!
夫が、私の買ってきたヘチマを見ながら
「あ、それ韓国語でなんて言うんだっけ、、、、あ!そうそうスセミ!!」
と言うので驚きました。
昔はスセミ(ヘチマ)で食器を洗っていた
→スセミ(ヘチマ)を代替するアクリルたわしなどをスセミと呼び始めた
→環境を考えまた昔ながらのスセミ(ヘチマ)へ…
という感じで、本来のものにまた戻ったというのが面白いですね。
夫はスポンジの使い心地のほうがいいようで、まだスポンジを使っていますが、もうさすがにボロボロになりそうです。
新しいプラスチック系のスポンジは買いたくないので、ヘチマに慣れてくれるといいなぁ、、
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