夏が終わり寒くなってきたので、衣替えと合わせて夏服の整理をしました。
衣替えのたびに、仕舞っていた次のシーズンの服の多さに驚く自分がいます。普段着る服を入れるスペースに入りきらずに無理やり詰め込み、奥の方の服はほぼ忘れ去られ…
服を整理して数を減らし、シンプルな暮らしに近づきたい!
私は家で過ごすことが多いので、「外にはちょっと着ていけないけど家ではまだまだ着れる」という服がいくつもあります。
思い出もありますし、もったいないという気持ちが先立ちなかなか物を捨てられないのですが、今年は4着手放しました。
手放そうかなと思ってからも2シーズンぐらい着て、やっとのお別れです。
どれも買ってから10年前後経っている物でした。
服を手放す基準
私のように、なかなか服を手放せない方も多いのではないでしょうか。
「まだ着られる」「捨てるのはもったいない」「この服気に入ってたし…」
そんな思いで服に縛られ、管理しきれない量の服に囲まれて日々のごちゃごちゃと衣替えの手間でプチストレスを感じるぐらいなら、少しずつでも服を手放してシンプルな暮らしを目指してみませんか?
服を手放す基準として、以下の3つを考えてみます。
- この服を着て人に会えるか
- 服のダメージ
- 服の材質
この服を着て人に会えるか
この基準は結構大きいのではないかと思います。
自分は気に入っている(いた)けど、人と会う時はちょっとな…ほかの服にしようかな。
そんな思いが浮かぶのであれば、その服はもう一軍ではありませんね。
着心地のいい一番のお気に入りだけは部屋着として残しておいてもいいかもしれませんが、そのほかは感謝の気持ちを込めて手放すのがよさそうです。
服のダメージ
色あせてきた、襟元がヨレヨレになってきた、穴があいた、シミがついた、毛玉が多い など、
見慣れてしまって気に留めていないかもしれないポイントを再度客観的にチェック。
ダメージを修繕して着続けたい服なら、すぐに修繕に取り掛かりましょう。
そうでないなら、潔くお別れをします。
服の材質
ポリエステルやアクリルなど、石油由来の合成繊維が使われている衣類はたくさんあります。
取扱いが便利、シワになりにくい、乾きやすいなど、様々な利点はあるのですが、マイクロプラスチックの問題が指摘されています。
服の細かい繊維が洗濯のたびに下水に流れ出し、細かいので下水処理では取り切れず、海に流れ出してしまうという問題です。
洗濯の時に限らず、普段の生活の中でもほこりとして空気中にたくさん舞っていそうですね。
数年前までは恥ずかしながらこのような問題を全く知らず、気にしていなかったのですが、持っている服を見てみると石油由来の合成繊維を使った服が何枚もありました。
服を減らしたいけどどれを減らそうかと迷ったとき、材質を見て、石油由来のものから減らすというのも一つの方法だと思います。
服を手放す方法
服を手放す方法もいくつかあります。
- 捨てる(ウエスにする)
- 寄付する、譲る
- 売る
捨てる(ウエスにする)
最も手軽で早いのは思い切って捨ててしまうことです。
ただ、ガサッと捨ててしまうのは心が痛む…という方も多いと思います。
処分に時間はかかりますが、小さく切ってウエスとして最後まで使って捨てることをお勧めしたいです。
それまでちょっとしたことや掃除で使っていたティッシュペーパー、キッチンペーパー、ウェットティッシュなどの消費量を抑えられ、エコで経済的です。
私は他の人にお渡しできるほどきれいな状態の服で手放そうと思う服がないので、ほぼウエス一択になります。
寄付する、譲る
寄付したり譲ったりして、必要としている人の役に立つ方法もあります。
この場合に注意するべきことは、譲られて気持ちのいい状態であること(ある程度きれいな状態)、必要としていない人に押し付けることになっていないか気を付けること。
無償で人に渡してしまえば自分はスッキリして気分もいいのですが、外国から大量に寄付された衣類が結局必要とされていなくて山積みになっている、もしくは現地の衣類産業を潰してしまっているという現状を聞いたことがあるので、寄付はよく調べて考えて、慎重に行うほうがよさそうです。
売る
まだきれいな状態のものであれば、売るという方法もあります。
少量の場合や、量は多くてもかける時間と手間を惜しまない場合は、メルカリなど個人対個人でやり取りするツールを使うのもいいですし、
古着屋さんやリサイクルショップに持ち込むのもいいですね。
ただ、つい新しい服を次々買ってしまうタイプの方の場合はご注意ください。
「捨てる」ではなく「売る」という選択肢を選ぶことで服を処分することへの抵抗感が少なく、また次々新しく買ってしまって結局大量の服に囲まれる…ということになりかねません。
焦らなくてもいい
服の整理の方法についていろいろな情報がありますが、「気合がいりそうだな…」と思ってなかなか手をつけられないということ、ありませんか?
「まずは洋服を一か所にまとめて全部出して…」
もうその時点で大変そう!無理!と思う人は私だけではないはず・・・
そんなに焦って一気にやらなくてもいいと思うんです。
もちろん、整理・片付けのプロの方が紹介するやり方なら一度頑張れば一気にすっきりすると思うのですが、
そのハードルが高くてなかなか手を付けられないという人は、実はそこまで必要に駆られていない人がほとんどなのではないでしょうか。
片付けはしたいけど、今のままでもなんとかなるにはなる…
であれば、日々の生活の中で服を手放す基準を少し意識しておいて、衣替えのタイミングなどで少しずつ手放していくというスタイルでゆっくり着実に進めるのも悪くはないかなと思います。
焦らずじっくり、少しずつ理想のシンプルな暮らしに近づいていきましょう!
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