1年ぐらい前でしょうか、謎の胃の気持ち悪さに悩まされた時期がありました。
何となくおなかの調子がよくないなと思っていたある日、アウトレットで日本風ラーメン屋さんを見つけて喜んで入って塩ラーメンだったかを食べた少し後…
強烈に胃が辛くなり、せっかくアウトレットまで行ったのに何も見れずに帰って寝込むということがありました。
その日をきっかけに、食後に胃が辛いということが増えていきました。
症状
症状は食事をした30分~1時間後ぐらいから始まり、
胃が重く、もたれた感じになり、その感じが3~4時間続きます。
痛みはないのですが、なんとも言えない不快感で動けなくなります。
アウトレットラーメン事件(?)以降、そんな不調がたびたび起きるようになりました。
原因は小麦粉?
続く胃の不調にも、原因はしばらくわかりませんでした。
ネットでいろいろ調べて、運動不足のせいで消化能力が低下しているのかな…と思って少しずつ運動するようにしてみましたが、すぐにはよくなりませんでした。
そうこうしているうちにだんだん、
小麦粉では…?
と考えるように。
調べてみると、小麦粉が原因で起こる不調がいろいろあるようです。
小麦粉を原因とする不調
小麦粉を原因とする不調は、調べたところ3つ見つかりました。
小麦アレルギー
最も想像しやすいのがアレルギーではないでしょうか。
- 蕁麻疹やかゆみが出る
- 鼻水やくしゃみが出る
- 下痢や腹痛
- 喘息や呼吸困難
- アナフィラキシーショック
など、人によって症状は様々のようです。
セリアック病
セリアック病とは、麦に含まれるグルテンに対して異常な免疫反応が生じてしまう自己免疫疾患だそうです。
自分自身の小腸粘膜を誤って攻撃してしまうため、吸収不良が起こり、症状として代表的なものは腹痛、下痢など。そのほかにも食欲不振、倦怠感、一部の人で体重減少等も見られるそうです。
グルテン過敏症(不耐症)
セリアック病まではいかないけれど、グルテンを含む食事を摂ると体に様々な不調が現れるのがグルテン過敏症(不耐症)のようです。
- グルテンを多く含む食事をした後に、胃が膨張し胃の痛みや吐き気、腹部の痙攣を感じる
- 日常で疲労感や集中力低下を感じる
- 気分が落ち込む
- 乾燥やニキビなどの肌荒れ
などが挙げられています。
ただ、このグルテン過敏症、不耐症と呼ばれるものはまだ医学的にはっきりと解明・定義されているものではないようです。
そのため、「なんとなく不調が続くと感じたら小麦粉を一度絶ってみて!それでよくなれば、あなたの不調はグルテンによるものだったということ。」という記事もありました。
なるほど確かに試してみる価値はありそうです。
小麦粉を疑っていろいろ調べ始めた時にはもう毎食後胃が数時間辛かったので、とりあえずまずは小麦粉を抜いてみることに。
小麦粉を抜いてみた
小麦粉を疑い始め、ご飯中心の食事に切り替えることにしました。
それでも1週間弱は食後しばらく胃が辛かったのですが、だんだん症状がなくなってきました。
そのまま小麦粉を抜いてしばらくたち不調を感じなくなったころから、今度は少しずつ小麦粉を取り入れてみることに。
例えば、空腹時にいきなり小麦粉食品を食べるのではなく、まずはご飯やほかの食品を食べてから小麦粉食品を少し食べ、またほかのものを食べるという感じのいわばサンドイッチ手法(?)です。
するとありがたいことに不調は出ませんでした!
このように徐々に慣らしていき、今ではほとんど大丈夫になりました。
これから一生小麦粉が食べられなかったらどうしようと半ば絶望的な気分になったこともありましたが、また食べられるようになって嬉しいです。
ゆるグルテンフリー生活
また小麦粉を食べられるようになったとはいえ、たっぷり摂った時なんかに不調が出ることもあります。(パスタ&ピザランチでおなかいっぱい!など)
はっきりした原因はわかりませんが、どうも今の私には大量の小麦粉はよくないらしい、とわかったので、ゆるグルテンフリー生活を目指します。
グルテンとは?
胃が辛い最中、「小麦粉 胃もたれ」で検索しまくったのですが、
その時検索結果に多く出てきたのが「グルテン」「グルテンフリー」という言葉でした。
グルテンとは、簡単に言うと小麦粉などに水を加えてこねることで作られるもので、これがモチモチと弾力のある食感のもとです。
このグルテンのおかげで美味しい食べ物がたくさんある一方で、グルテンによって体調に不調をきたす人もいるそうなんです。
グルテンフリーのメリットとは?
グルテンフリーって、聞いたことはありましたがアメリカのハリウッドセレブとかのイメージが強く、
あまり興味はありませんでした。
調べてみると、もともとはセリアック病患者のための食事として生まれたそうですが、
今では健康的な食事として取り入れられているようです。
具体的なメリットとしては、
- 便秘や下痢の解消
- 腸内環境の改善
- 肌トラブル改善
- 倦怠感や疲労感の改善
などが挙げられています。
ここでちょっと注意すべき点は、全員がこのようなメリットを得られるということではなく、グルテンが体質に合わず不調がある人がグルテンフリーの食事を取り入れることにより期待できるメリットであるということですね。
私のゆるグルテンフリー
私の場合は
- パスタ、うどん、ラーメン、パンなど、小麦粉がメインの食事を控える
- 食べる場合は量に気を付ける
- 間食はできれば小麦粉以外のものだとよい
こんな感じで今のところ考えています。人によって許容量等が違いますので、自分の状況に合わせて調節するのがいいと思います。
家での食事であれば作るときに量を少なくしたり残った分を取っておいて次の日に食べたりということができますが、外食の場合は(特に麺類は)そういうわけにいきません。
私は食事は残さない!の信念のもと育ってきたので、残すというのも心が痛い。。。
しかも韓国の1人分って、量が多いような気がします。一緒に食事に行った人とシェアするなど工夫したいと思います。
おまけ:中華屋さんで気づいたこと
韓国の中華料理屋さんの2大メニューと言えばチャジャンミョン(짜장면)とチャンポン(짬뽕)です。
チャジャンミョンは日本で言うジャージャー麺と似た物で、
チャンポンは長崎のちゃんぽん麺とは違い赤くて辛いスープの海鮮麺という感じです。
どちらも好きで、「韓国で中華ならこの2つのどちらかでしょ!」という感じだったのですが、小麦の麺(しかもどの店も量がめちゃ多い)を控えるようになり、それまでほとんど頼んだことのなかったチャーハン(ポックンパッ/볶음밥)を頼むようになりました。
そして気づいたんです。
だいたいどこの店でも、チャーハンを頼むとチャーハンの上に半分ぐらいチャジャンミョンのソースがかかっていて、チャンポンのスープがついてくるということを!
これはチャーハン+チャジャンミョン+チャンポンで一石三鳥、いや、小麦粉を避けられることを含めると私にとっては一石四鳥なのでは?
これからは、チャーハンを頼んで、麺が食べたくなったら一緒に行った人のを一口もらうことにしようと思います。
小麦粉食品への強い欲求は減る
ドーナツ、バウムクーヘン、ラーメン、パスタ、ピザ、パン・・・大好きな食べ物がもう食べられなくなるかもと思ったときはすごく不安で悲しい気持ちになったのですが、
胃の不調の辛さが蘇るからかしばらく抜いていたからか、以前よりはこれらの小麦粉食品を欲しなくなりました。
好きなことに変わりはないんですけどね^^
「ご飯」だけじゃない!グルテンフリーでも楽しめる食べ物
小麦粉を今後食べられないかもしれないと思ったとき、麺類やパン類、お菓子などの好きな食べ物がもう食べられないのかと悲しくなった話は先ほどもした通りです。
でも、そのような状況でマートや街に行ってみると、今まで気にもしなかった商品が目に留まるようになりました。
米粉の麺
- フォー
- ビーフン
- パッタイ用麺 など
米粉製品
- パン類
- 焼き菓子類 など
それ以外の小麦粉以外でできたお菓子
- ポップコーン
- ポン菓子
- ナチョス
- ポテトチップス系 など
などなど…思っていたよりいろいろ選択肢があり、ホッとしたことを覚えています。
これからは、あまり小麦粉を摂りすぎないゆるグルテンフリー生活を続けていきたいと思います。
もし今、原因がわからないけどなんとなく不調…という方がいらっしゃったら、試しに2週間~1か月ぐらいグルテンフリーを試してみるのもいいかもしれません。
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